どうも、ハルシオン-ks-です。
昨日に続いて、放送店舗へお邪魔して放送についての裏話や本音を聞き出していこうと思います。
本日お邪魔させていただいたのは、火曜日に放送をされておられる、東京都品川区東大井にあります「大井ニュー東京 東口店」です。
泣く子も黙るブッチさん
・大渕さん(ブッチさん)
生放送を始めたきっかけとは
-本日はよろしくお願いします。最初に、大井ニュー東京さんが生放送を始めた経緯を教えて頂けますか。
きっかけとなったのは広告規制のあたりかな。お店からお客様に何かを伝えるということが本格的にできなくなってきた。これから何をどうやって伝えていけばいいのかということを考えていたんだよね。
そうした時に、遊技台の事を詳しくお客様が解っておられなくて、ようやく「これはこういう台だ」というのが認識されだした頃に撤去される、という事が結構あったんだよ。
-それがわかったのはどういったことからですか?
一番よくわかったのは「何コレ」を始めてからだね。
昔の台に再びスポットを当てる「何コレ」。実は僕も何コレライターですw
何コレを導入した時に、お客様から「この機種は打ちたかったのに外された台だったから嬉しい」というお声頂く事が結構あったんだよ。
お客様にも色々な方がおられて、新台を早い段階で打たれる方は圧倒的に多いのだけど、そうじゃないお客様もおられる。
例えば、皆が新台を打っている時に「自分はこの台から浮気しないぞ」と古い台を打ち続けるけど、その後、新台に空きが出始めたら「ちょっと打ってみようかな」と打たれる方。そこから「これも面白いな」と思われることもある。
そのタイミングが遅ければ遅いほど、その台を撤去した時に残念に思われる可能性が高くなっちゃうんだよね。
その残念な気持ちを抱かせてしまうのは何が悪いんだろうと考えた時に、店のアプローチの仕方や新台の告知の仕方が悪かったんじゃないかと。
じゃあその新台の面白さをお客様に放送を通じてしっかりと伝えようと思ったのが最初だね。
-かなり最初から放送の目的は決まっていたんですね
勿論、エンデックのやきとりさんから話を持ちかけられたというのがスタートではあるけど、やるからには目的がないとね。
長くやればやるほど、「これはどういう効果があるんだ」とか「しんどくなってきた」とか止める理由を探す瞬間が出てきちゃう。
その時に「こういう目的で放送を始めたんだ」というものがあれば、絶対に続けることができる。
その目的というのが「お客様に新台を初日から楽しんで頂く」というものだったんだ。
-試打だけではなく、雑談も早い頃からやってますよね
あれも、今の業界の流れなどをお店目線から訴えることで、ホールとメーカー、業者の関係性をお客様に解って頂き、「その台を入れる」ということに対して、ホールがどれくらい期待しているのかとか、導入してみてどうだったかといったものをしっかり伝えている。
さっき言った目的を達成するための一連の流れにしっかり組み込まれているよね。
-だからこそ、放送スタイルを変えることなく最初から貫いているんですね
やってることは最初から何も変わってないよね(笑)
-でも、それで圧倒的な支持を得ていますからね
やっぱりさっきも言った通り、途中でやめたくなったりしちゃうんだよね。
その時に目的があれば続けられるし、続ければ続けただけ、他を圧倒できる蓄積というものが出来る。その蓄積自体が自信にもなるし、また続ける目的にもなる。
結論から言えば、一人でもお客様に放送を観て頂いて、それを参考にしてパチンコを打って「楽しかった」という気持ちを抱いて頂けるのであれば、それで十分だよ。
大渕さん出演はレア!?
-大渕さんにもっと放送に出てほしいという声もありますが
自分は放送に出て、自分を中心にして何かをするということは全く考えてないんだ。
うちの放送でやってる「ツイッター三昧」なんかを観てもらえるとわかると思うけど、あれも基本的には澤一人でやることはなくて、誰か別のスタッフを絡めつつやってるよね。
それはなぜかというと、結局現場のスタッフが放送に出ないと意味が無いと思っているから。
放送を観て来て頂いたお客様が、その放送に出てたスタッフに直接会えるというのが重要。
そこに自分が入る余地は全くないんだよ。
逆を言えば、そういう風に放送が円滑に回るように、スタッフの仕事を自分がフォローして、裏方に徹していくのが自分の役割かな。
-上手く役割分担をしつつ、スタッフ全員が放送をするという事が通常業務のひとつになっているんですね
そうだね。それはもう会社の文化というか、スタイルとしてできあがっているよね。
放送をやることで変わったこと
-生放送をやり始める前と、やっている今とで何か「変わったな」ということはありますか?
細かいものは沢山あるんだけど、放送を観て店舗に来て下さるお客様にも色々な方がおられるよね。
「放送観たよー」って元気よくスタッフに話しかけて下さるお客様もおられれば、なかなか自分から話しかけることができないお客様もおられて。
一度あったケースなんだけど、放送を観て来て下さったお客様の中で、「話しかけようとしたけど、凄く忙しそうだったので声がかけられませんでした」と後からおっしゃられたお客様がおられた。
その時、そのスタッフに伝えたのは「我々はホールに出ている以上は、お客様を楽しませることのプロでなくてはならない」というのが一点。それともう一点が「気づかない所でもお客様は見てるんだよ」と。そうしたら、本人がすぐに納得して行動に移せたんだよ。その時に、生放送というのがスタッフの意識改革という面でも大きな意味があったなと感じたね。
MCの歴史
-長く放送をして頂いている中で、MCも何人も交代してきましたよね
最初はやきとりさん。次にツシ君。その後は団地妻よしえ、中村オニギリ、で、今がせきねこという流れだね。
-MCで誰が一番印象深いですか?
(団地妻よしえを目の前にして)俺が一番愛していたのはよしえだけどね(笑)
まあそれは置いておいて(笑)皆印象が強いよね。誰が一番ってのはないな。
ツシ君なんか、最初は「本当にこの子でMCが務まるのかな」という印象があったよ。でも彼は凄く勉強家で、とにかく自分の知識が足りないということを分かった上で、それを一生懸命埋めていこうと努力していた。
じゃあよしえさんはどうかといえば、知識面ではなくて、キャラをどう出すかという部分で努力していた。
何が良い、悪いじゃなくて、MCに求めるものって如何に自分らしさを出すかだよ。
それを出しきったところで、上手い合致点を見つけられればベストだよね。MCが代わっても、相手をする澤は代わらないわけだから、澤が色をつけていく。そんなイメージだね。
これからの放送は
-今後も放送を続けられると思うのですが、パチンコ業界も変革をして行く中で、生放送の理想形というものはありますか?
パチンコ業界がこれから苦労するだろうな、と思うのは若い人の雇用。
社会環境がどんどん変化していく中で、「何もパチンコ屋で働かなくても」っていう意見は今よりもっと強くなっていくと思うよ。今、パチンコ屋で働いているスタッフの中にも、自分の仕事に誇りが持ててないとか、後ろめたさを感じてる人は少なくないと思う。
自分はそこに誇りを持って働いて欲しいんだ。そのためには、仕事を楽しむというのがとっても重要。
少し前に、酒パワー放送店舗の懇親会があったんだけれども、自分や澤以外のスタッフが、他の放送店舗の方々の前で放送に対する思いを発表するっていう場面があった。社外の人のいる前で自分の思いを伝えて、聞いてくれて、反応してくれる人がいる。これって凄く貴重な経験だよ。そういったことがきっかけで、スタッフ個人個人が社外にもネットワークが作れるようになっていく。
そうやってネットワークが広がっていくと、仕事はどんどん楽しくなっていく。
そこが理想形だし、出演しているスタッフにはそこをどんどん目指してほしいね。
当然、酒パワーにもそういった手助けとなるような企画を期待してるよ。
視聴者に向けて
-最後に視聴者に向けて一言お願いします
パチンコ業界は一定ではないので、いつも楽しいものを提供し続けるというのは難しいかもしれません。
でも、放送を通して大井ニュー東京へ来て下さったお客様には「楽しい」という感覚を抱いてもらいたいというのは常に思っています。
我々はそのための努力を今後も続けていきますが、やっぱりわからないこと、気付けないこともいっぱいあります。放送を観て店舗へ来られた方には、そういった我々が気付けなかった点をどんどん言って欲しいですね。
一方的にサービスを提供するのではなく、皆で一緒にお店を作っていくというのが大事だと思っています。
これからも実際に声をかけて頂いたり、放送でコメントをして頂いたりで、そういうご意見を頂ければ有難いですね。
-本日はありがとうございました。
インタビューを終えて
もっともっと色々お聞きしたかったのですが、これ以上続けると僕がまとめられなくなるな、と思い、泣く泣くこちらでカットしました(笑)
それにしても、放送に対して物凄い理解と目的をもっておられ、改めて凄い方だなと思いました。
これからも何か困った事があれば個人的にご相談をさせて頂きたいと思います(笑)
澤さんの仕事を優しく(?)見守るブッチさん
店内から見える放送への意気込み
大渕さんの生放送に対する熱い思いがそのまま現れている店内。
エレベーターで2階に上がってくると超巨大な看板。
なんと、放送の告知用の小冊子が!!
勿論、タダで持ち帰りできます。
放送を観て来られたお客様は記念品として是非。
関連リンク
大井ニュー東京 東口店
DELFEEL NEW TOKYO