2011年9月26日月曜日

どっちがいいの?WiMAXとイーモバイルを比較してみた

By kunagecva_us

酒パワー.COMにライター登録したにもかかわらず全然記事を書かないまま数ヶ月が過ぎ、編集長からそのうち内容証明付きの催促が来てもおかしくない状況に、日々恐々としておりますおつさんです。


何か書かないといけないのですが、こういう時に限ってネタはなし…ということで今回は自分のネタの引き出しの中から、データ通信サービスのお話をしたいと思います。

いつでもどこでもネットが出来るデータ通信サービス。多数の企業が様々な速度、様々な価格でサービスを提供していますが、今回はその中でも比較されることの多いWiMAXとイーモバイルについて、実際の使用感も含めてご紹介したいと思います。



WiMAX

通信速度は下り最大40Mbps、上り最大10Mbps。

USB接続やモバイルルータータイプの端末だけでなく、「内蔵ノートPC」などが発売されているのが特徴です。利用プランも1Dayパス方式(600円)のものから縛り無しの月額固定プラン(月額4,480円)、1年縛りでのプラン(月額3,880円)など用途に合わせたプランが用意されています。

いわゆる音声端末は規格上存在せず、SIMカードを差し替えて複数の端末を使い分けるという概念がありません。販売店では端末そのものを購入することになります。プラン変更も1年縛り以外に関してはネットでサクっとできるので、使うときに使うプランを契約し、コストを最小限に抑えることができるのが特徴です。

上りの回線がイーモバイルよりも数値上速いので、動画の配信など、データ送信を行う場合はこちらのほうがおすすめです。また、公衆無線LANを無料、もしくは安価に使えるオプションサービスも用意されているので、喫茶店やファミレスなどの商用施設や、成田エクスプレスの車内などでもネットを有効に活用することができます。

ただ、後発のサービスだけにサービスエリアが若干狭く、郊外に行けば行くほどつながりにくくなります。先日小田急の車内で使っていたときは、都内では快適に使えていたものの、相模大野や座間を超えてくると、駅では使えていても駅間で使えなくなることもしばしば、という感じでした。また、高層の建物や、鉄筋の建物の内部に入り込むと、電波の特性上通信ができないケースもあります。


イーモバイル

一番速いプランでは下りが42Mbps、上り最大5.8Mbps、遅いプランでも下りは7.2Mbpsでの接続が可能です。

PCとUSBやカードで接続するタイプが多いのですが、最近はモバイルルータータイプの端末や、モバイルルーターとして使えるAndroid端末なども発売されています。また、WiMAXと異なり音声通話端末も提供されています。

利用プランは上限つきの従量制の場合900円~5,980円、2年縛りのプランだとWiMAXと同じく月額3,880円からとなります。よくPCとのセット販売などが行われていますが、この場合2年縛りの契約が前提になっていますので、注意が必要です。

サポートエリアが比較的広く、42Mbpsでの接続ができないエリアでも7.2Mbpsで接続できるので「どこでもつながる端末じゃないと困る」という方にはお勧めです。実際、新幹線で名古屋に移動中に使った際には、高速移動中でも接続が可能でした。

難点は縛りの期間が2年と長いことと、ユーザーサポートの質があまり良くないことです。解約は都市部にしかないサービスカウンター設置店に出向くか、直接イーモバイルへSIMカードを郵送する必要があります。


どっちを選べばいいの?

身も蓋もない言い方ですが、どちらを使ってもいいと思います。サービスエリアに大きな違いがあるので、そこだけは注意したほうがいいかもしれません。

また、この手の通信サービスは日進月歩ですので、「通信速度が速いサービスが他で始まったらどんどん乗り換えていく」という人にとって、「1年縛り」「2年縛り」は足かせとなってしまいます。

「2年くらいどうってことないんじゃない?」という方もいるかと思いますが、この2年の間にイーモバイルの回線は約6倍高速化しています。また、今後Xi(クロッシィ)やWiMAX2などさらなる高速モバイル通信が登場することは確定していますので、買い替え前提なら縛りのないプランで無理なく使える端末とプランを選ぶほうがいいでしょう。


そう言われても困るんですけど…

それであれば端末の特徴を見て、自分にあったものを選んでみてはいかがでしょうか。

上述しましたが、WiMAXでは無線ルーターに有線LANポートを持っている機種があります。(WMX-GWMRなど)デスクトップPCでも使えるので、ADSLなどの有線ブロードバンドからの乗り換えに使うことができます。

イーモバイルではAndroid端末に(S31HTなど)無線ルーターの機能をもたせた機器があります。バッテリーの持ちの問題はあるものの、スマートフォンとしても使えるので、「スマホも試しに使ってみたいんだよなぁ」という方にはこちらがおすすめでです。


外出先でWiFi接続ができると、ブログの更新や配信など、非常にフットワークが良くなります。WiMAXやイーモバイルなどの端末は様々な企業からキャンペーン商品として展開されていますので、これを機会に自分のスタイルにあった端末を選んでみてはいかがでしょうか。



WiMAX
イーモバイル